今の仕事にやりがいを感じない、つまらない…。
そう思ったことはありませんか?
「つまらない仕事を続けていていいのだろうか?」と疑問に思われている方もいれば、「お金のために割り切っているから、つまらなくても問題ない」と考えられている方もいらっしゃるかもしれません。
今回は《仕事がつまらない…割り切る?転職する?》をテーマに、それぞれのメリットやデメリット、また筆者の体験談などをご紹介します。
仕事がつまらないと感じる理由
「仕事がつまらない」と感じることは、決して珍しいことではありません。多くの人が、様々な理由で仕事に不満を感じています。

- 仕事内容が単調で変化がない
- 目標が見えにくく、達成感が得られない
- 自分のスキルや能力が活かせていない
- 職場の人間関係が悪い
- 仕事の意義や価値を見出せない
- 仕事に対する興味や関心が薄い
仕事にやりがいや楽しさを求めることは大切ですが、現実には「つまらない」と感じる仕事も多いものです。
そのような状況で、無理にやりがいを探すのではなく、割り切って働くことも一つの選択肢です。
仕事がつまらないまま割り切るメリット
では、つまらない仕事を継続するメリットには、どんなものがあるでしょうか。

- ストレス軽減:仕事に対する期待値を下げ、感情的な負担を減らせる
- 安定的な収入:割り切ることで転職のリスクを回避し、安定した収入を維持できる
- プライベートの充実:仕事以外のことに時間やエネルギーを費やせる
- 心の余裕:仕事に固執せず、心に余裕を持つことができる
「仕事がつまらないまま割り切る」という選択は、決して消極的なものではありません。
しかし、この選択には、メリットだけでなく、見過ごせないデメリットも存在します。
仕事がつまらないまま割り切るデメリット
それでは、つまらない仕事を継続するデメリットを挙げていきます。

- モチベーション低下:仕事への意欲が低下し、成長の機会を逃す可能性がある
- キャリアの停滞:スキルアップやキャリアアップの機会を失う可能性がある
- 不満の蓄積:割り切ることで一時的に感情を抑えても、不満が蓄積される可能性がある
- 自己肯定感の低下:仕事に対する無力感や不満感が、自己肯定感を低下させる可能性がある
仕事がつまらないと感じながらも、それを「割り切って」しまうことは、様々なデメリットを伴います。
あなたがこれから先どうしていくのかを悩んでいるとしたら、これからお話しすることが、ヒントを与えてくれるかもしれません。
「仕事がつまらない、やりがいを感じない」30代女性の体験談
ここからは、筆者の体験談を少しお話しさせて頂きます。

「好きじゃないけど簡単な仕事」を選ぶのがベスト?
ある時、テレビで「仕事についての考え方は3種類に分類できる」という内容を見たことがあります。
- 好きじゃないし、大変な(難しい)仕事
- 好きじゃないけど、できる(簡単な)仕事
- 好きだけど、大変な(難しい)仕事
そして、これを解説されていた先生は、「この中で《2.好きじゃないけど、できる仕事》をするのが、いちばん理想的」と仰られており、それを聞いた私自身も「そうなんだ、確かにそうかもなあ。参考にしよう」と思いました。
その後、転職の際に求人情報を見て、《2.好きじゃないけど、できる仕事》と《3.好きだけど、大変な仕事》の両方をチェックし、それぞれ応募していました。
どちらの仕事も経験した結果、感じたことがあります。
自分の目指すべき方向性を自覚したこと
私は「全く好きじゃないけど、できる仕事をする」ことが、自分にとって何よりも苦痛なのだと、様々な職種を経験する上で気付きました。
過去に、好きな仕事を続けている中で、会社環境・人間関係・納期・業務量など、大変なことがたくさんありました。
転職の際に、「この仕事は好きだけど、もう二度とやらない!」と思ったこともあります。
けれどその後、様々な職種を経て改めて気付いたことは、「自分は好きな仕事をしていないと、満足できない人間なんだ」ということでした。
つまり、自分は「つまらない仕事だけれど割り切る」ことが、どうしてもできなかったのです。
その後、私は好きな業種へと再挑戦し、やはり大変なことや辛いことがたくさんありました。
けれど、再挑戦したことについて、「やっぱりやらなければよかった」と思うことはありませんでした。
これからも、《3.好きだけど、大変な仕事》を続けていくのだと思います。

これが正解ではありません
改めて念押しさせていただきますが、これはあくまでも自分の場合であり、割り切って仕事をすることが間違いというわけでは決してありません。
大事なのは、「自分はどう考えるか(感じているか)、どうしていきたいか」という部分だと思います。そして、その部分は人それぞれ違っていてよいのです。
自分の考え方について、アドバイスをお伝えします。
- 多様な価値観の尊重:仕事に対する価値観は人それぞれであることを理解する
- 自分の価値観の明確化:自分にとって仕事とは何か、どのようなことを大切にしたいのかを明確にする
- 他者との比較をしない:他者の価値観や働き方と比較せず、自分の価値観を大切にする
必要以上に自分を卑下したり、自信をなくす必要はありません。
これらのことを、心の中に留めていただけたらと思います。
自分の方向性を考えてみよう
今の仕事がつまらない。でも、もしかすると考え方や工夫次第で「仕事を面白くする」ことができるかもしれません。
どんな方法があるかを見てみましょう。

「つまらない仕事」を面白くする方法
- 仕事への意味づけ:仕事の意義や目的を意識することで、モチベーションを高める
- 目標設定:小さな目標を立て、達成感を積み重ねることで、仕事を楽しむ
- 工夫:仕事内容や進め方を工夫することで、新たな発見や楽しみを見つける
- スキルアップ:新しいスキルを習得することで、仕事の幅を広げ、面白さを感じる
- コミュニケーション:職場の同僚や上司とのコミュニケーションを円滑にすることで、仕事の雰囲気を良くする
実践したいと思えることはありましたか?
では次に、「自分がどうしたいのか分からない」という方へ、いくつかアドバイスをお送りします。
仕事のストレスに早めに対処する
仕事のストレスや人間関係に悩んで眠れない。上司のパワハラ。社風が合わない。
ストレスに耐えすぎて…吐き気がする。頭痛がする。など体の不調をきたしたり
我慢の限界がきてしまう前に・・・
ストレス解消グッズなど、日々のストレスは早いうちに解消するのも方法の1つです!
自己分析、未来へのキャリアを考える
自分がどうしたいか分からない時こそ、自分自身と向き合うこともおすすめです。
それにより、今まで無意識で行なっていたこと・選んでいたようなことを、初めて自覚できるかもしれません。
- 自分の強み・弱みの把握:自己分析ツールなどを活用し、自分の強みと弱みを客観的に把握する
- 興味関心のある分野の探索:自分の興味や関心のある分野をリストアップし、情報収集を行う
- キャリアプランの作成:将来のキャリアプランを具体的に作成し、目標達成までの道筋を描く
自己分析ができたら、その結果を踏まえ、具体的な行動目標を設定しましょう。
例えば、興味のある分野のセミナーに参加したり、実際に仕事体験をしてみるのも良いでしょう。
小さなことから始めて、少しずつ自分の理想を明確にし、そして理想へと歩んでいきましょう。

「割り切る」「転職」どちらもOK。それぞれの道を進みましょう
最後にお伝えしたいことは、繰り返しになりますが「正解・不正解はない」ということ。
そして、「人それぞれの道を歩んでよい」ということです。
周りと比べる必要はありませんし、優劣もありません。
あなたは、あなた自身の価値観を持っています。
それを大切にしてください。
仕事を通して何を成し遂げたいのか、何を得たいのか。または、どんな貢献をしたいのか。
それが、あなたの道しるべとなります。焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう。
あなたのキャリアを応援しています!
